「スケールで体調がわかる」という趣旨を
唱えておられたギタリストがいました。
単純な基礎練習ではありますが、大事な練習でもあります。
スケールをすることで、意識して音を出すようになるようです。
例えば、p、f、<(クレシェンド)等を練習しておくと、
当日の本番はスムーズに出せるようです。
また、スケールをすることによって、今日は指の動きがいいなとか、
今日は指の動きがスムーズでないと気づくそうです。
さらには、3連符の練習を徹底して演奏会本番に備えるとか
腕を向上させていくことができるようです。
そうしていくと、自分の体調の変化にも気づける
という利点があるそうです。
映画「犬神家の一族」の中にも、目の見えないお琴の先生(草笛光子)が
犯人である弟子(佐久間良子)が中指を怪我して
他の指でかばって弾いていたと
金田一耕助(石坂浩二)に語るシーンがあります。
私も学生時代、その人の音を聞いて
体調の良し悪しを言い当てたことがあります。
当時は音を良く聞いていたのだろうと思います。
スケールで体調がわかることもそうですが、
自分の腕を向上させる基礎にもなると思えます。
昨日の凡事徹底の話にもつながるのでしょう。
プロではないからとあきらめず、凡事を徹底し
ミスを根絶できれば良いのでしょうね。
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