ここ数年、本番で緊張することは無い。
しかし、今回は、しゃべりがうまくいくかが鍵だった。
リハはうまくいかなかったので、本番前まで
用意した定演1部ナレーション・シナリオを
メンタル・リハした。
後は、臨機応変で行こうと決めていたが。
下記は原稿。本番では若干違うことをしゃべったはず。
<歴史紹介>
本日は、我々たかつきマンドリンの演奏会にお越し頂き、ありがとうございました。
1曲目はウィンナーワルツで有名な「美しく青きドナウ」を演奏致しました。
1部のステージは、クラシックの名曲をお送りします。
ところで、マンドリンって、いつ日本にやってきたかご存知でしょうか?
マンドリンはイタリアで生まれた楽器であることをご存知の方は多いでしょうが、
意外といつから日本で演奏されているかは知らない方が多いと思います。
1894年、明治時代の日清戦争の年に、四竈訥治さんが
イギリス人にマンドリンを贈られ演奏したのが最初といわれています。
1901年には比留間賢八が留学先のイタリアからマンドリンを
持って帰国し普及に尽力したそうです。
そうです、マンドリンをされている方はご存知でしょうが、
比留間きぬ子さんのお父様です。
実は、慶應義塾大学・同志社大学にマンドリンクラブが1910年、
つまりちょうど100年前に設立されています。
マンドリンというと、ある方とある大学を思い浮かべる方が
多いと思います。
そうです、古賀政男さんと明治大学マンドリン倶楽部ですね。
明治大学は、1923年、大正時代に設立されています。
ところで、100年の2倍、200年前に生まれた大作曲家がいます。
そうです、ショパンです。
ドラマなどでよく演奏されているショパンの名曲
「別れの曲」を演奏します。
ショパンが弟子にこの曲を教えていた時、
ショパンは「ああ、私の故国よ!」と泣き叫んだという。
ショパンはこの曲を大変好んでおり、
「一生のうち二度とこんなに美しいメロディを
見つけることはできないでしょう」と言ったそうです。
<楽器紹介>
マンドリンという楽器にはいろいろと種類があります。
たかつきマンドリン倶楽部が、いろいろな個性を持つ方々が集まっているように、
いろいろな楽器が集まってマンドリンオーケストラを形成しています。
それぞれの楽器がどんな音を出すのか、一度聴いてみましょう。
まず、マンドリン 小さい楽器です。
続いてドラ。マンドリンより少し大きい楽器です。
次にチェロ。マンドリンの数倍の大きさです。
次にベースです。
最後にギター。
こんな楽器でたかつきマンドリン倶楽部は演奏しています。
各楽器の音を思い出しながら最後の曲をお聴き下さい。
さて、1部も最後の曲になってしまいました。
最後は軽騎兵序曲をお送りします。
曲の出だしは、出陣を想像するようなファンファーレが鳴り響きます。
兵隊や馬が行進している様子を、音でおもしろく表現しています。
それでは、軽騎兵序曲、お聴き下さい。
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